私はウィンタースポーツと言えば、断然スキー派です。最近は、周りでも、スキーからボードへ移行する友人は多いのですが、私は断固スキー派。そして、よく利用するのが、バスでいくスキーツアーです。大学時代はよく数名に分かれ、車でスノータイヤをはいて、交代で運転して、朝スキー場に着くように行っていたのですが、社会人となった今、専らバスツアーです。学生時代のようにたっぷり時間があるわけでもなく、第一、運転する体
バスで行くスキーツアー... の続きを読む
高瀬渓谷では、「噴湯丘」と「球状石灰石」が天然記念物に指定されているわけだが、一般的に注目されるのは噴湯丘のほうであり、球状石灰石が話題にのぼることは少ない。だが江戸時代においては、この「球状石灰石」が貴重な逸品として広く世間に知られていた。それでは、球状石灰石とはどのようなものなのであろうか。温泉が湧出すると、湯は当然のことながら低いほうに向かって流れだすが、平坦な場所では四方にあふれ、泉源の周
一般的に注目されるのは噴湯丘... の続きを読む
これまで欧米各国は現地政府に働きかけて、法の整備、密猟の防止、生息地の回復などに努めてきた。しかし、欧米主導のトップダウン型の政策は、内戦が起こって法が機能しなくなるとまったく役に立たない。現地の人々との密接な関係を生かして、地道な保護活動を国際的な輪のもとに繰り広げるのがもっとも有効な方法だろうと思う。こういった日本的な発想で一九九二年にカフジに設立されたのが、ポレポレ基金という地元住民主体のN
アフリカの自然遺産は今その岐路に立っている... の続きを読む
枕崎の町を抜け、短いトンネルをくぐると正面に、剔を長くひいた見事な円錐形の岳が、にょっきりとその姿を現した。背景はピンク色の朝焼けで、三角形のシルエットが行く手に突如、浮かびあがったかのような印象である。イタリアほどではないけれど、長靴の形をした薩摩半島の腫が枕崎だとすれば、開聞岳はつま先の位置となる。指宿枕崎線は、半島南西端寄りの枕崎を出ると、東南東のつま先に向かい、開聞岳の北裾をかすめてから進
長靴を大回りするルート... の続きを読む
ヨーロッパの列車の接続を調べたい場合はドイツ鉄道の乗り換え案内が便利で、私は一〇年ほど前から使っている。言語もドイツ語、英語、フランス語、スペイン語などに対応している。ドイツ国内はもちろんバス路線や路面電車まで網羅したもので、他の国の列車どうしの接続でも調べられる。試しに執筆している今の時間に出発するとしてフィンランドのヘルシンキからポルトガルのリスボンまでの接続を調べてみたら、すぐに「乗り換え六
ヨーロッパはドイツ鉄道の乗り換え案内を活用... の続きを読む
二つのフェリー会社が運航する関西(大阪・神戸)〜上海航路。「蘇州號」と「新鑑真」ともに運賃設定は同じ(二等室B〈和室および洋室〉二万円/一等室二万五〇〇〇円/特別室四万円)で、運航ダイヤも「蘇州號」が大阪金曜出港→日曜上海到着/上海火曜出港→木曜大阪到着、「新鑑真」が大阪または神戸火曜出港→木曜上海到着/上海土曜出港→月曜大阪または神戸到着。「出発日・帰国日に合わせてどちらの船にするか」という基準
日本への帰路もお楽しみ満載... の続きを読む
富山県といえば砺波市を中心とした砺波平野の「散居村」が有名だ。地形図で見ると、広大な水田地帯の中に家がほぼ一軒ずつ散らばっているもので、集落といっても集まっていないのが特徴だ。それぞれの家は大きく立派で(一人あたりの住宅の広さは富山県が日本一)、西側や南側に杉や侈などの屋敷林(富山県では「かいによ」と呼ぶ)がある。夏の強烈なフェーンと日差しを除ける目的だそうだが、緑の水田の中に無数の島が浮かんでい
水田の中の無数の島の正体は?... の続きを読む
四国と九州を隔てる速吸瀬戸を渡る航路。一日六〜七往復で、日中だけでなく夜行便もあるので宿泊費を浮かせたい旅人にはありがたい存在だ。宇和島運輸は別府行きの便も運航しており、四国の道後の次に九州の別府と、名湯めぐりクルーズにはもってこいだ。九四オレンジフェリーの自慢は何といっても船が新しいこと。「おれんじ九州」が二〇〇七年夏に、そして二〇〇八年春には「おれんじ四国」がデビュー。いずれもバリアフリー対応
四国の道後、九州の別府と名湯めぐりクルーズにはもっ... の続きを読む
島々を橋脚にするように、いくつもの長橋を海に並べて瀬戸内海を横断する瀬戸大橋は昭和六三年(一九八八)に開通した。瀬戸大橋は一〇の橋の総称で、備讃瀬戸大橋や下津井瀬戸大橋といった長い吊橋に加え、アーチ橋や高架橋など地形に合わせたいろいろな構造の橋が連なっており、長さは合計一三キロに及ぶ。橋は鉄道と道路の併用橋で鉄道が一階、道路が二階の二重構造になっており、鉄道は本四備讃線(通称・瀬戸大僑線の一部)、
瀬戸大橋の開通とフェリー会社の廃業... の続きを読む
サハリン航路がある。最果ての稚内に行かずともよい。札幌からのアクセスも抜群の小樽から出港し、サハリン西海岸の港町ホルムスクまで向かうルートだ。「マリーナツベタエワ」と「イーゴリファルフトジィノフ」というロシア船(いずれも四五七五総トン/定員一五〇名)が一泊二日のスケジュールでホルムスクへと針路をとる(小樽一七時出港→翌日一四時ホルムスク到着/ホルムスク一七時出港→翌日九時小樽到着)。キャビンカテゴ
もうひとつのサハリン航路そしてシベリア鉄道... の続きを読む
よく日本人の旅は、散々テレビや雑誌で見た美しい景色や建造物を「再確認」する旅になっているといわれる。現地に立った最初の感想が「あー、雑誌の写真のとおりだあ」ということは笑い話ではなく、決して少なくないだろう。既存の知識を再確認するのが旅の目的では、あまりに悲しすぎる。とはいえ、世界遺産は、見た目の派手さや圧倒的な存在感で我々を驚かせるようなものばかりではない。むしろ、一見シンプルだったり、ひっそり
予習の美学について... の続きを読む
妙に気が急いた。荷物を置くのももどかしく、僕らはフィールズのメイン通りに戻っていた。午前1時近いという時刻なのに、ゴーゴーバーや、その周囲のカフェやレストランは、店を閉める気配すらない。サリサリストアーと呼ばれる雑貨屋にも明るいライトが点っていた。サリサリストアーは、商品を棚や台に並べ、前面は鉄格子と金網で守られている。その下にある小さな窓のような口から金を渡し、商品を受けとるスタイルだった。はじ
フィリピンはなにも変わっていなかった... の続きを読む
T君の汚れたジャージにクレームがついても大丈夫だ。イミグレーションでコンピュータを立ちあげ、この画面を見せれば入国させてくれるだろう。そんなことをしている旅行者を見たこともないが、これで説明することができる。周りの席は飛行機の出発を待つ人や出迎え客で入れ替わりが激しかった。こんな屋外の待合席で、航空券を買うことができることが不思議な感覚だった。これがLCCの世界なのだろう。周囲の雑踏におかまいなく
インターネットを通じて航空会社とつながっている... の続きを読む
空港には、飛行機とターミナルを結ぶバスもなかった。LCC専刑空港は、経費を節約するためにバスを置かないことはあったが、アレキサンドリア空港は意味が違った。発着する飛行機が少ないため、ターミナル近くに飛行機を停めることができるのだった。僕らはタラップを降り、とことこと歩いてターミナルの建物に入った。内部は思っていた以上に狭く、ふたつある木造りのイミグレーションのブースがすぐに見渡せた。どこか懐かしさ
入国審査の厳しい国では考えられない大らかさ... の続きを読む
僕らはブリゲイドロードからホテルに戻ろうとした。バス停の場所を、ジューススタンドのおじさんに訊くと、「あそこ。トゥクトゥクが停まっているところだよ」と指差してくれた。「○○さん、トゥクトゥクってタイ語のトウクトゥクでしょ」A氏にいわれて気がついた。なにげなく聞き流してしまっていたが、おじさんはたしかに「トゥクトゥク」といった。しかしここはインドのバンガロールなのだ。三輪タクシーのことを、タイではト
チップの要求はどこからも聞こえてこなかった... の続きを読む
ひとりで来て、こちらは既に食事を始めていたとしよう。そこへ他の客が入って来た。と、視線を投げ掛けるのはこちらの方なのである。仮に僕の隣の席に座るとなれば、僕は、食事中であっても、お皿やおしぼりなどを、少しずらして、隣の客の為にスペースを空けてあげる。椅子も少し引いて、気持ち隣席との間隔を広げる。と、大抵は、「あ、どうも」とか言いながら軽く会釈をしたりするし、店主も「あ、どうもすいませんねえ」と、僕
友好関係を築いたのは僕の功績... の続きを読む
各ホテルがある都市や国の文化を取り込むのも、マンダリンオリエンタルの個性である。たとえば、マイアミならアールデコ、ロンドンなら19世紀のブリティッシュスタイルといった具合だ。東京の場合は日本橋というロケーションから、さまざまな種類の布を用いたインテリアでまとめあげ、「呉服の町」というイメージに見事に仕上げている。オリエンタルテイストと各都市の文化の融合。マンダリンオリエンタルの魅力は、そこにある。
エグゼクティブたちの憧れ「ザ・オリエンタルバンコク... の続きを読む
GMもわずか開業1年での「コンラッド東京」の成功と成熟度には、驚きをもっている。「開業時に比べて飛躍的に成長していると思います。開業までにも時間をかけて教育研修を行いましたし、コンラッドブランドとして蓄積してきた経験値もある。もちろんそれも理由のひとつですが、ホテルには一日、一日に変化があり、歴史が刻まれていきます。それを体感するだけでも、経験となっていくのです」。それを証明するように、海外のメデ
開業わずか1年、世界で高い評価... の続きを読む
ひとりで食事をする際に、如何に自然に振る舞うか、これもひとり旅の難関のひとつだ。カウンターほど、ひとり旅に心強いものはない。座敷にひとり、なんてのは、全く落ち着かないし、テーブル席も混んで来ると相席のおそれがある。また、相席をさせない店で、四人掛けのテーブルを僕ひとりで占領していて、四人連れの客が待っている時など、申し訳なくて食事が喉を通らない。その点、カウンターだと、心置きなく食事に専念出来る。
鰻を捌いていたのは女性だった... の続きを読む
私は仲間と毎年冬にスキー旅行に出かけています。毎年私が場所を見つけて、なるべく安くてゴージャスな旅行になるように計画しています。やっぱり冬の国内旅行は、ゲレンデのツアーが多いですよね。今まで行ったゲレンデの中での一番は、やっぱり北海道です。文句なしです。雪質は最高によかったです。うまくなった気分になれますよ。マニアックなところでは安比なんてどうでしょう。ちょっと天気があまり良くならないので、そこが
冬の国内旅行はやっぱりゲレンデ?!... の続きを読む
私は13年前に結婚しましたが、挙式はハワイで挙げました。その時に、私の家族と旦那の家族を呼びましたが、お互いの両親は初の海外旅行でした。無事に挙式も終わり、あれから13年経ち、旦那の仕事が一段落し、休暇を取れることになりました。以前から、もう一度ハワイに行きたいと言っていた旦那は、早速ハワイの旅行パンフレットやネットから情報収集。私達2人で行くのも申し訳ないと思い、旦那の両親2人と合わせて4人でハ
海外旅行でのハプニング... の続きを読む
坂の街、サンフランシスコ名物といえば、なんたって「ケーブルカー」である。ケーブルカー自体は珍しいものではないが、こと道路を走る路面ケーブルカーとなると、世界広しといえどもサンフランシスコが唯一。では、さっそく乗りに行こう。目ざすは3路線中の1番人気「パウエル&バイト線」である。ダウンタウンきっての繁華街パウエル通りのケーブルカー乗り場に立つ。「カカッカ、カッカンー・カカッカ、カッカンー」リズミカル
坂の街、サンフランシスコ名物... の続きを読む
歯をみがく時も、ミネラル・ウォーターを使い、旅に出る時は抗生物質を肌身離さず持ち歩いているという。メキシコに行くと、メキシコのアミーバ菌があり、インドに行くとインド独特のアミーバ菌かおるという。台湾の南部でさえ北部の人にはこらえきれないアミーバ菌が棲息している。現地の人たちは子供の時からそれになれているので免疫になっているがブでたちまち腹痛を起こし、正露丸ていどの薬では効果がなく、土地独特の特効薬
旅に出る時は抗生物質を肌身離さず持ち歩いている... の続きを読む
広島には、3番線に到着した。岩国ゆきの電車に乗り換えるため、跨線橋を渡って1番線に移動する。ここは私が最も好きな大都市駅のホームである。同じ平面に改札口があり、入口と出口が離れたところにある構造は、戦前の面影をよく保っている。百万都市でこういう駅はほかにないだろう。朝早くホテルを発ったので、何も食べていない。どうしようかと考えた末、とりあえず宮島の玄関駅である宮島口まで行くことにした。目当ては、「
広島から宮島への旅... の続きを読む
二時間あまりの待ち時間がある。この間に何か食べなくてはならない。まだ夕食を済ませていなかったからだ。ところが、駅構内の立ち食いそばスタンドはもちろん、売店すらも閉まっていた。私はあてもなく駅前の商店街を歩き始めた。マッカリヌプリがそびえる背後の空は、すっぽりと闇に覆われていた。倶知安は内陸の町である。七月とはいえ、北海道の夜更けは冷える。すきっ腹を抱えつつ、無人の通りを歩き回った。商店街の規模は大
倶知安の天ぷらそばの自販機と駅員とのふれあい... の続きを読む
「水一キログラム中に水素イオン一〇〇〇ミリグラム以上を含む源泉で、塩酸や硫酸のような遊離鉱酸を構成するもの」をいう。川湯(北海道)、玉川(秋田)、草津(群馬)、那須湯本(栃木)、箱根大涌谷(神奈川)などは代表的な酸性泉の温泉で、これらの温泉に行った人は湯が肌にしみたものと思う。何か悪い病気にかかったのではないかと思われるほどで、肌の弱い人や女性は、へそ、股、わきの下がただれることがある。こういった
酸性泉とはなにか... の続きを読む
大沼から噴火湾と呼ばれる内浦湾に向かって国道五号線を北上します。そろそろ道路の直線ぶりに感動するのではないかな。八雲をすぎたあたりの直線は、海が間近で気持ちがいい。とりわけ綺麗ではないけれど、海が見えると気分がいいよね。一桁国道なので交通量は多いけれど、流れはいい。トラックの後ろについて排ガスなどを浴びないように注意して淡々と走ってください。やがてカニで有名な長万部です。道路沿いにカニを売る店やド
内浦湾までのおすすめロード... の続きを読む
浜中の駅前の集落を過ぎると、さらに林の中を行く。永遠にこんな景色が続くのかと思ったか、いつの間にか視界か開け、地平線の彼方まで続く大平原に差しかかった。はるか彼方では原野と大空がくっきりと二分されている。人家もほとんどなく、牧草地だけがのびやかに広がる。ホルスタイン種の牛の群れがのんびりと草を食んでいるが、近づく列車には見向きもしない。赤みを帯びた丸屋根のサイロが時折車窓をよぎるか、こうした情景は
広々とした牧草地の中を快走!... の続きを読む
大月からは、JR中央本線に入る。よその線路を遠慮がちに走っていたのと違い、ホームグラウンドに帰ったせいか、のびのびと走りだした。とはいえ、特急ではないので、ややセーブした感じのスピードだ。八王子では五分も停車し、その間に特急「かいじ」に抜かれる。元の特急車両ではあるが、今は快速列車なので、特急には遠慮しているのだ。立川に停車した後、国立を通過すると、徐行しながら本線と別れ、上下線に挟まれた線路に移
国立を通過すると、貨物用線路を走り武蔵野線に乗り入... の続きを読む
国民的ヒーローだった映画「男はつらいよ」シリーズの主役フーテンの寅さん。生まれも育ちも東京の下町、葛飾・柴又だが、そこを走る鉄道が京成電鉄金町線である。スクリーンにも柴又駅や電車がたびたび登場したが、あくまで普通の電車であった。時代と共に塗装が変わったので、銀幕でそれを確認するのも鉄道ファンや地元の人にとっては懐かしくも楽しいことかもしれない。最近になって、味も素っ気もなかった車両に、沿線の観光資
京成電鉄金町線に「寅さん」と「両さん」がデビュー... の続きを読む
津川を出ても相変わらず阿賀野川に沿って走る。川幅も広がり、水を満々とたたえてゆったりと流れるさまは大河の風格がある。並行する道路に街路灯の明かりがともり、クルマも赤いテールランプが目立つようになってきた。ゆっくりと一日が終わろうとしている。時折叫ぶ汽笛が物悲しく聞こえるようになってきた。すっかりあたりが闇の中に沈んだ頃、咲花に到着した。温泉地の駅で、まわりに温泉旅館の看板が見えるが、片面ホームだけ
夕闇せまり、やがて夜汽車の雰囲気に... の続きを読む
「格安エアラインでのフライトは、暇をもて余す」という話をよく聞く。その理由は映画や音楽といったエンターテインメント系のサービスがないからだ。新聞、雑誌も積まれていない場合がある。それに機内食。食事もいい時間潰しになっているのだが、それも購入すればの話。乗る前に食事をすませてしまえば、その時間もぽっかりとあく。格安エアラインの機内でのすごし方は人それぞれ。ここではそのいくつかをご紹介しよう。もちろん
機内でのおすすめの過ごし方... の続きを読む